他業種との連携で介護業界の市場拡大へ

介護に関しては政府が後押しをしている業種ですから、その市場規模はまだまだ拡大を続けています。団塊世代が後期高齢者となる時期までに全体的なシステムを構築する事が必要とされていますが、そのためのものとして地域包括システムを構築しようと考えています。これは在宅医療や訪問看護などを組み合わせることを指します。高齢者一人に対して、様々な角度からサービスを提供するのです。

特に、医療と介護の提携は必須となってきています。いままでは全く別のものとして扱われていて、連携はなかなかなされてこなかったと言えるでしょう。色々な理由があって、簡単には連携ができなかったのです。これが徐々に変化しつつあり、現在ではかなりの部分で提携が進んできていると言えるでしょう。医療と介護には、それぞれ周辺産業がありますから、これらを考えればかなりの市場規模となってきます。

例えば、IT関連企業も市場へと参加するようになってきていると言えるでしょう。包括的なサービスを提供するためには、ICTの活用は必須だと考えられますから、IT企業も市場へと参加するようになってきています。また、ICTを活用した機器もありますから、裾野は非常に広いと考えられるのです。